KNOWLEDGE 03 / TRANSPARENT LED

透過型LEDとは?
光と映像を重ねる技術。

背景や自然光を遮りにくく、ガラスや建築を活かしながら映像を表示できるLEDビジョンです。構造の違い、製品タイプ、選び方、設置時の確認事項を分かりやすく解説します。

シースルー・フィルムLED・ホログラムPCB・ガラスLEDを比較

建築空間に設置された透過型LED DISPLAY × ARCHITECTURE
ARTICLE GUIDE

透けて見える理由と、
選び方を知る。

透過型LEDはひとつの製品名ではなく、背景が見える構造を持つLEDディスプレイの総称です。設置場所と目的によって適した構造が異なります。

  • 01透過型LEDの仕組みと、一般LEDとの違い
  • 02シースルー・フィルム・PCB・ガラスの特徴
  • 03透過率・輝度・ピッチを選ぶ考え方
  • 04ガラス面や建築へ設置するときの確認事項
WHAT IS TRANSPARENT LED?

背景を残したまま、
映像を加える。

LED素子や配線の間に光が通る空間を設けたり、透明性の高い基板やフィルムへLEDを配置したりすることで、表示面の向こう側が見える構造です。映像を表示していない部分は背景になじみ、ガラス面の採光や建築の開放感を保ちやすくなります。

呼び方について:「透明LED」と呼ばれることもありますが、完全に透明な画面という意味ではありません。本ページでは製品カテゴリーを明確にするため「透過型LED」に統一します。

LED素子の間から背景が見える透過型LEDの構造 LIGHT PASSES THROUGH
KEY BENEFITS

空間を隠さず、
情報を重ねる。

一般LEDのように壁をつくるのではなく、背景・商品・照明・自然光と映像を同時に活かせることが最大の特徴です。

01 / OPENNESS

視線と採光を遮りにくい

ガラス越しの景観や店内の見通しを残しながら、デジタル情報を追加できます。

02 / INTEGRATION

建築と表示を一体化

ショーウインドウ、ファサード、吹き抜けなど、既存空間を活かした設計が可能です。

03 / EXPRESSION

浮かぶような映像表現

黒背景を活用すると、発光部分だけが空間に浮かぶような演出をつくれます。

PRODUCT TYPES

透過型LEDは、
構造で選ぶ。

必要な画面サイズ、ガラスへの施工方法、屋内・屋外、映像の精細さによって適したタイプが異なります。

シースルーLEDの製品写真
TYPE 01

シースルーLED

すだれ状・格子状にLEDを配置したモジュール型。大型化しやすく、常設・レンタル、屋内・屋外など幅広い構成に対応します。

大型画面屋内・屋外モジュール構造
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フィルムLEDの製品写真
TYPE 02

フィルムLED

薄く軽量な透明フィルムへLEDを配置し、ガラス面へ施工するタイプ。既存の窓面を活かした店舗・商業施設の表示に適しています。

薄型・軽量ガラス面曲面対応モデル
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ホログラムPCBの製品写真
TYPE 03

ホログラムPCB

透明度を確保したPCBへLEDランプを配置するタイプ。ガラス貼り付け、吊り下げ、キャビネットなど設置方法を選べます。

高透過多様な設置ランプ構造
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ガラスLEDの製品写真
TYPE 04

ガラスLED

ガラスとLED表示を一体化したタイプ。建材との調和や耐久性を重視するファサード、窓面、常設空間で検討されます。

ガラス一体型常設向け建築連携
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ホールパンチングLEDの製品写真
TYPE 05

ホールパンチング

表示基板に多数の開口を設け、光と視線を通すタイプ。画面の精細さと透過性のバランスを取りながら設計します。

開口構造薄型
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COBフィルムLEDの製品写真
TYPE 06

COBフィルム

微細なLEDをフィルム基材へ高密度に実装するタイプ。近距離での精細感と、背景を活かす透明感を両立します。

高精細近距離表示
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TYPE COMPARISON

目的に合うタイプを、
比較する。

透過率だけで決めず、視認距離、画面サイズ、設置面、メンテナンス方法まで含めて選定します。

タイプ主な構造得意なこと主な設置場所
シースルー格子・バー・モジュール大型化、屋外対応、吊り下げ・常設ファサード、吹き抜け、イベント
フィルムLED透明フィルム薄型・軽量、既存ガラスへの施工ショーウインドウ、ガラス手すり
ホログラムPCB透明度を確保したPCB高い透明感、柔軟な設置方式店舗、ショールーム、展示
ガラスLEDLEDとガラスの一体構造建築との一体感、常設運用窓面、外装、建築ファサード
COBフィルム微細LEDの高密度実装近距離での精細な表示高級店舗、展示ケース、屋内窓面

※透過率、輝度、ピクセルピッチ、屋内・屋外対応は製品モデルによって異なります。

HOW TO CHOOSE

透過率だけでは、
決めない。

透明感を優先するとLEDの密度が下がり、近距離での精細さに影響する場合があります。何を透かし、どこから、どのような映像を見せたいかを先に整理します。

  1. 01
    背景をどこまで見せるか

    商品、店内、景観、採光など、残したいものを明確にします。

  2. 02
    誰が、どこから見るか

    最短視認距離、正面・斜め、屋内側・屋外側の視線を確認します。

  3. 03
    必要な明るさと精細さ

    日中の窓面、夜間、屋内照明など環境に合わせて輝度とピッチを選びます。

  4. 04
    施工とメンテナンス

    ガラス仕様、支持方法、配線、電源、交換部材へのアクセスを確認します。

INSTALLATION CHECK

ガラスに付けば、
終わりではない。

透過型LEDは建築との関係が強い製品です。表示性能だけでなく、ガラス、構造、熱、配線、点検動線まで事前に確認します。

01

ガラス・設置面

寸法、厚み、強度、既存フィルム、曲面の有無を確認します。

02

支持・荷重

吊り下げ、貼り付け、フレームなど製品に合う支持方法を選びます。

03

電源・配線

ケーブルと制御機器を、景観を損なわない位置へ計画します。

04

日射・放熱

直射日光、窓際の温度上昇、通気条件を確認します。

05

屋内・屋外条件

雨、結露、風圧、粉塵など環境に合う製品を選定します。

06

保守動線

モジュール、電源、コントローラーへ安全にアクセスできるようにします。

建築・ガラス・電気工事を伴う場合は、現地調査のうえで関係者と施工条件を整理します。

APPLICATIONS

ガラスと建築を、
メディアへ変える。

店舗の窓面から大規模ファサード、展示空間まで、背景を見せること自体が価値になる場所に適しています。

渋谷サクラステージのガラス面に設置された透過型シースルーLED
RETAIL & SHOW WINDOW

店舗・ショーウインドウ

商品や店内を隠さず、外向けの映像とブランドメッセージを重ねます。

表参道の縦長ガラス面に設置された透過型LED
FACADE

建築・ファサード

採光や景観を保ちながら、建物の表情を変えます。

展示・ショールームに設置された透過型LED
EXHIBITION & INTERIOR

展示・ショールーム・空間演出

展示物や照明の前後に映像を重ね、奥行きのある体験をつくります。

FAQ

透過型LEDの
よくある質問。

一般LEDとの違い、既存ガラスへの設置、屋外対応、見え方についてよくいただく質問です。

Q透過型LEDと一般的なLEDビジョンは何が違いますか?
A

一般LEDは表示面が背景を覆いますが、透過型LEDはLED素子や配線の間から背景が見える構造です。採光や見通しを残しながら映像を表示できます。

Q既存のガラスへ設置できますか?
A

フィルムLEDなど既存ガラスへ施工できる製品があります。ただし、ガラスの寸法・強度・既存フィルム・日射・施工方法を確認したうえで判断します。

Q屋外でも使用できますか?
A

シースルーLEDなど屋外対応モデルがあります。雨、結露、風圧、塩害、直射日光など、設置環境に合った仕様と施工方法が必要です。

Q映像を表示していても向こう側は見えますか?
A

背景は見えますが、透け方は製品の透過率、ピッチ、表示内容、周囲の明るさによって変わります。黒い部分を多くしたコンテンツは、より透明感を活かしやすくなります。

Q通常の映像データをそのまま使えますか?
A

表示は可能ですが、透過型LEDは黒い部分が背景になじむため、製品の解像度と設置空間に合わせた専用コンテンツを制作すると特徴をより活かせます。

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TRANSPARENT LED CONSULTATION

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一緒に設計します。

DTFは、設置場所の明るさ、ガラス条件、視認距離、コンテンツ、施工方法から、目的に合う透過型LEDをご提案します。